三田祭

別の日、今度は友人に誘われ慶応大学の三田祭へ。やはりというか、なんというか、恐ろしいほどの賑わい。うちの大学って…と寂しくなることたくさん。
道中、友人が
「わりぃ、部活の後輩と会ってくるわ。すぐ戻る」
といってどこか行ったわけですが、なっかなか帰ってこない。周りにはカップルを始めとするグループでの来客ばかり。一人でポツンとしてるのは俺くらいなものか。壮絶な孤独感に打ちひしがれながら、「すぐ戻る」という友人の言葉はなんだったのか、ホラー映画でいう、この言葉を発したキャラは死ぬ、という法則にでもひっかかったのか、と妄想にくれているとようやく友人が戻ってきた。その間約20分。

さて、しばし祭りを見て周り、チヂミを食べ終えたころ友人が
「わりぃ、ちょっくらもう一回行ってくるわ。すぐ戻る」
と言い残し再び離脱。でた、「すぐ戻る」。ホラー映画なら2度目の死亡フラグ。いや、むしろこいつが真犯人か!?などと妄想しているとようやく電話が。この時点でゆうに20分はたっていた。ちなみに友人が向かった先は把握してたので、今回は友人の挙動が見える位置で待っていたわけですが…。

…電話?

「すまんすまん、待たせたな。すぐ戻るわ」
こいつ本当に「すぐ戻る」が好きだなぁ、と思いつつ、ようやく戻ってくるのか、という安堵感に包まれてみる。でまぁ前述の通り、何してるかが見える位置で待っていたわけで。電話が終わって「すぐ戻る」発言してから席を立ったと思ったら
また座ったわけで。
電話は何だったのか。結局電話を受けてから5分ほど経ってようやく戻ってきた友人。

あらかた見て回ったので帰宅のために駅へ。丁度このとき、他の友人と映画を観にいこうという案がでた。映画のための時間調整しつつゲーセンに行っていると、なにやらメールを受けた友人が
「ちょっくら戻ろうぜ」
と再び校舎へ。半ば呆れつつも付き合って校舎へ戻る俺。そしてお決まりの
「わりぃ、すぐ戻る」
ハァ、そうですか。もう信じられない。チャリティバザーを不審者のごとく出たり入ったりしながら友人を待っていると、今度は10分ほどで戻ってきた。友人は「モー研」の出し物が見物であるという情報を入手してきたらしく、軽く見ていくことに。